報恩感謝 陰徳浄行 徳風会吉相墓

㈱徳風會・祭祀研究所 代表取締役社長 竹谷泰則

正確な家系図が先祖の祭祀の基


我在是先祖之御遺徳也 常報恩感謝之功徳以報

 「家系図は大切にすべきものでありまして、我国では大昔から系図を尊びます。キリスト教にもマタイ伝福音書(新約聖書第一章)の中にアブラハムからダビデまで十四代、ダビデからエコニヤまで十四代、エコニヤからキリストまで十四代と書いてあるのは系図であります。」竹谷聰進 (先祖の祭祀P201)

 「善因があればその善因が、悪因であれば、その悪因の結果が、その人達の家系図の中で好むと好まざるにかかわらず結果となって出ている。」「家系図を、正しい先祖祭祀を、正しく理解する事がそのお家の家運をきめるため重大にして肝要な事だ。祭祀の横領や悔を残すような形を出さない為にも必要な事は先ず、正しい家系図(誤りのない)を確認したい。」二代目竹谷聰進 (徳風S47.2 S47.4)

解説 竹谷泰則社長

 世界の神話には神々の系図が、聖書にはキリストの系図が、我が国の神話には神々と天皇家の系図が明らかにされています。家系図は自分の家系を明らかにし、先祖の祭祀に必要な情報が詰まっています。家系図を基にして家で祀るべき先祖、家の外で供養を施す絶家・傍系、家系の因縁、戒名に付いて等の判断をして徳風会吉相墓を設計しますので、正確な家系図が必要です。

「家系図の確認は各家の責任で」 二代目竹谷聰進 (徳風H10.3)

 家系図は私達の家系の流れを知る上で、最も大切な記録となるものです。
 吉相墓に祭祀されている人たちも、この家系図に沿って祀られます。
 この大切な家系図に、万が一にも間違いがあると大変です。家系図の記載の間違いによって、祀るべき人が祀られていなかったり、また、祀るべきでない人を祀っておれば、正しい祭祀となるはずの吉相墓が間違った祀りの墓となります。
 吉相墓は、先祖の祭祀を正しく勤めることによって子孫の繁栄と幸せがもたらされるために建立されるものです。
 家系の混乱を招くような祭祀は、かえって繁栄と幸せに大きな障害をもたらします。
 このような不幸な事態に至らぬためにも、各自が我が家の家系図に記載されている人たち一人一人を、しっかりと確認しておくことが必要です。
 そのためには、家系図を常に手元に置き、正月や彼岸、盆など、家族や親戚の集まるときにお互いに目を通して、気づかなかった配列の組違いや上下の系列、記載漏れなど、思わぬ間違いのないように確認をしておくことが必要です。
 実在した人がいつの間にか家系図から消えていたり、記入されていなかったりするのは、その人は家系のなかの一員として認められていないということです。なかには、養子縁組みで入籍した人が記載漏れになっていたという例もあります。特に戒名を授かった水子は、すでに家系の中の一員です。その関係もきっちりと家系図に記入して記載漏れのないようにして下さい。
 吉相墓の建立に際しては、必ず家系図を拝見致しますが、なかにはご当人が気付かない記載の間違いを、他人の私が見つけることがあります。このような間違いは既に家族によって発見されて当然であると思うと、まだまだ家系図に対する認識がなされていないのを残念に思います。
 家系は家族の動きに沿って流れていくものです。この動きを克明に記載しておくのが家系図です。亡くなられた方には死亡年月日を入れ、婚姻による入籍や除籍、誕生の記入など、家系図を見れば家系の流れが人目で分かるように記載しておくのが家系図です。また、分家をした家族にもコピーを渡して、それ以後の家系の流れを記載して家系図を作製するようにお奨め下さい。

株式会社亘徳で家系図代行作成の販売をされています。

解説 竹谷泰則社長

家運図は家系の未来のため
 家系因縁とよく言いますが、因縁とは直接の原因となるものの因と、因を助け、結果を引き起こすものの縁。この二つの働きによって起こることです。
 「吉相墓」は、過去は現在の根と言い、家系の出来事を家系因縁と考えます。家系の先祖に因があることを探しますが、霊が祟っているとかは言いません。因縁が良くなる行為をするのは、根である先祖への供養であり、先祖の成仏が進んで、業が浄化がされたと考えられる。だから家運が安定し、枝葉の子孫が良くなり成果が得られると考えます。
 「吉相墓」は、設計に使う系図は家運図とも言います。普通の家系図は過去の先祖の流れだけを記しますが、家運図は家系の出来事の婚姻や離婚・出生や養子・逆死や水子などの日付を記載し家運を表します。
 墓相学に独自の家運の観方がある。先祖の離婚や死別など結婚の出来事からの影響や、子供の生まれ方などを観て、ご先祖様を供養するだけでなく、子孫達が生き方を考慮し業を正して家運を良くして行きます。しかし、男系を中心として家が続くことを観ているので、現在の核家族や自由・平等に反する。家父長制的で時代錯誤の面がある。
 親族に絶家があると良くない影響が起こると観ます。それは、家名に繋がるものだけでなく、家の系図に記載しない妻の里や祖母の里が絶家しているのも、良くない影響が有ると観ます。そして、その悪影響を少なくするために、家庭の外で絶家供養をします。
 離婚や再婚の結婚の出来事は子孫達に良くない働きをし、子孫が同じように離婚したり、縁遠くなり結婚しなかったりして、遂には絶家となるとも考えられます。夫婦和合が子孫に良いのです。
 「吉相墓」は、建立するだけで家系因縁が良くなるとは考えません。良くなるように家族が業を正して行かなければなりません。
 因縁果の道理で考えますと、因が家族愛で、縁が家族で墓参り、果が家庭の幸福が家運の長久に良いのです。因が愛情が無く、縁が浮気で、果が離婚で家庭が崩壊では、家運が低下して子孫の運が悪くなります。  

墓相学より観た家運の例
道教とは違う。墓相独自の福・禄・寿の考えが家系因縁の観方の基礎です。寿徳は、長寿・健康に子孫繁栄・家庭円満を加えます。禄徳を金銭などの動産と事業・名誉・地位と観る。福徳を不動産や「家庭の豊かさ」とします。
男系直系による縦の因縁は、相続関係に出る。男性が家庭の寿徳を持ち寿命や子孫と関係ある。子供ができないのは父の寿徳が無いと観る。父親が長男の時は長男に、二男の時は二男に因縁が出やすい。
夫・父・祖父の生家などの、男系の絶家があるのは寿徳が弱い家庭です。子供の中で特に長男に因縁が出やすい。
夫の生家が絶家の家庭は、寿徳が少なく短命者がいる。長男(相続者)が病弱や結婚運悪く縁遠い。
女系傍系による横の因縁は、夫婦関係や女性に出る。女性が家庭の福徳を持っていて、家庭の幸福と関係ある。母親が長女の時には長女に、二女の時には二女に運命的な面で因縁が出やすい。
妻・母・祖母の生家などの、女系の絶家があるのは福徳が弱い家庭と観ます。子供の中で特に長女に因縁が出やすい。
結婚入籍しないで内縁の妻や、入籍前の妊娠は第一子は女子が多い。父母入籍前に妊娠して生まれた子供は養子的運命です。父の‟家”の因縁と観ず、霊的には妻の生家の因縁を持って生まれ、妻の連れ子のような運命なのです。
女男・二人姉弟の長子女性の場合、女性優位の嬶天下で母系家族的。女性優位の家庭は長子に女児が生まれる、女女の二人姉妹の、長子が女性の家庭は、女性優位・嬶天下・母系家族的の家庭で、福徳少ない。
男男の生まれ方は家運隆盛。寿徳強くその後にも続けて子供が生まれやすい。
本家を継ぎ仏壇・墓守りをして祭祀を継いだ後継者の運勢は良いのです。兄弟の中で、お墓や親との親交が深い者が運勢が強い。
墓相で‟家”が分家を出す因縁は、本家の家運が盛んで分家を出すか、その分家に対応する絶家があるからと観る。また、昔は分家を隠居とも言ったと。親を連れて「携帯分家」した分家の家運は運勢が良いと観ます。
特に第一子に男子が生まれた墓の無い分家は、長男・夫・妻・の順に早死しやすい。それを防ぐためには分家の墓が必要。
長男が分家し二男以下が家の墓を相続すると「相続違反」であり、両家とも先細りになる。また、二男が相続すると、また、次の代も二男が相続するなど、相続に癖が出て来て良くないとも観る。  

吉相墓

霊名の吉相(戒名・法号・諡)

 「死者には、霊名または霊名類似の名を付けなければ子孫が幸福になりません。」竹谷聰進 (先祖の祭祀P195)

 「いくら吉字を用いた良い戒名であっても、それが目いっぱいの限度となれば、かえって、それ以上の発展が望めなくなります。満月は欠けるだけです。将来の繁栄を期待して、吉も八分ぐらいで押えておくほうが賢明であるといえるでしょう。」二代目竹谷聰進 (徳風H8.12)

 「故人の人柄、面影をしのぶのは戒名の文字の観察により、これを推察することができましょう。その戒名の文字の吉凶が不思議な作用をして、その家の子孫にいろいろな運命的現象をひき起こす事実は、”戒名は生きている”の感を深くします。」岡部泰寛上人 (徳風S56.5)

解説 竹谷泰則社長

 インドでは仏門に出家したものは、「釈子沙門」と称したと伝えられています。中国に仏教が伝来して法号(戒名)を用いる事が始まりました。
 わが国には仏教伝来と共に戒名を称する事が伝わり、徳川時代の檀家制度により、檀家は死後に戒名を与えられる事になりました。
 戒名は全て縁(条件)によって付されるもので、因果の法則によるのです。石塔に刻入する亡くなった方の、幽界の名の霊名(戒名)に付いての吉凶があります。
 戒名の文字の吉凶を見極めるのに、家系などとの組み合わせによる判断や、戒名の文字そのものの吉凶が直接判断できる場合があります。
 しかし、凶の戒名文字が、その家族の世代のどの人に、どのような凶事として現れて来るかは、それぞれに異なることもあり、特定はできません。      

子孫がご先祖様より立派な院号を付けて、ご先祖様を超えた格ではいけません。位号を夫婦で揃え、また、成人子供の区別、男女の区別を正しくします。
初代の霊名は他の世代より重要視される、初代の霊名が子孫に及ぼす影響力は他の世代の霊名に比べて強い。
院殿・大居士など不相応な高格の戒名は、相応の徳がなければ子孫が苦労します。また、逆死者には院号を付けません。
俗名そのままの使った霊名は子孫に良くありません。
特に戒名の部分に夫婦で同じ文字を使わないこと。
やたら良い字を並べても良い結果は現れません。あくまでも本人にふさわしい字であること。
現在徳風会では戒名の改変を通常は行っていません。どうしてもと希望される方は、必ず檀家寺の住職に戒名改変の承認を得た上に、位牌も墓の戒名と同じにして下さい。

戒名の文字抜粋
(石塔のみ、木や紙の字は吉凶なし)

、初代中興に良い字、頭脳を主とする字、子供が無い人は凶。
、子供が出来る。
、健康になる。
、財産に恵まれている家が多い。
…霊名を用いずに本名(俗名)のままとしますと養子、絶家、常病人、身体障害者などがあります。
の文字を一人または二人に用いると次の代は養子になる。三人以上に使用するとその血統は絶える。
楽遊破休失の字一字でもあるは不真面目な人が多い。
…霊名の上にの文字を使用しますと、多くの財産を子孫へ伝える先祖が多い。但しその子は財産を多少に関わらず減らします。(院号または戒名に)
の字は本人または子か孫の内に夫婦がそろわぬ時代が来る。
海速入聞名到は急死、変死、若死が子か孫に出る。
寿の字はその人一人は苦労した人です。子孫は関係しません。
の字は次の代は大変気苦労する世帯となります。
 
 その他戒名文字に付いて色々とあります。「先祖の祭祀と家庭運」と「家運長久の秘訣」をお読み下さい。

祭祀研究家 泰則 チャンネル

家系図を作成し手厚く祀る吉相墓を建立

解説 竹谷泰則社長

 大切なことは、人が死んで残るのは骨ではなくて法名・戒名であること、霊魂不滅と言って仏の霊はいつまでも残るということです。
 「吉相墓」は、こうした考え方を重んじて、骨を早く自然の土に還るようにし、石塔に戒名を刻入して、「ご先祖の霊」を祀ります。
 「吉相墓」は、家系の永続への報恩感謝と、子孫繁栄の守護を願って、「○○家先祖各霊菩提」として供養塔に、ご先祖様をお迎えします。そして、供養塔と夫婦墓に戒名を刻入した、手厚く祀る「供養の墓」を建立し、正しく祭ります。
 


手厚く祀る吉相

戒名を刻入し霊を祀る

 「吉相墓」は、必ず戒名を刻入した上に、黒色や濃紺で戒名の文字をハッキリとさせます。
 戒名の文字が黒々としているのが、供養している形です。
 文字がカスレて来ているのは、供養が枯れて来ている形。

幽界の名で祀る

 「吉相墓」は、その家庭の宗教宗派の戒名や法名、洗礼名などで祀ります。
 各宗教宗派で決まりがあります。神道では諡(おくりな)。浄土真宗では法名、仏教全般では戒名と言いますが、本来は霊名としてでなく仏弟子に与えられる名です。

t厚く祀る吉相墓

石に霊が宿る

 「吉相墓」は、遺骨を大地に還し、霊と遺骨とを別けます。石塔に戒名を刻入して、手厚く祀り、霊が宿り‟お墓は先祖”です。祀られた墓は霊が宿った、ご先祖様であり、父母であり、人なのです。

お墓を先祖として崇敬

 「吉相墓」は、敬供養の墓です。先祖という根を養い、枝葉の子孫繁栄を願います。先祖と父母のお陰様で今の私達があり、先祖と父母を敬う心が肝要です。

供養することが第一義

 「吉相墓」は、ご先祖様を供養することが第一義なのを忘れず祭祀して行きます。
 お墓では、ご先祖様を第一にするべきであり、‟お陰様です”と、報恩感謝します。
 ご先祖様へ報恩感謝に、吉相を施し手厚く祀り正しく祭る、吉相の菩提です。

徳風会吉相墓の建立

 「徳風式吉相墓をお建てになるにはいろいろ周到な調査や準備が必要ですし、家族みんながその気になられ、御先祖や縁者の方たちの因縁がそこに働くことが必要です。吉相墓(家庭の墓)の真髄を納得し、よく理解し、誠心誠意で浄行陰徳積みにはげんでこそ、よい因縁にみちびかれてよいお墓が建ちます。お墓はお金で建つものではなく因縁で建つものです。」二代目竹谷聰進 

全国各地の面会にお越しください。相談は無料です。

1.相談
各地の面会にお越し下さい。フォームからの相談も受け付けています。
2.家系図作成
先祖供養に必要な、家系図を作成します。
3.図面発行
竹谷先生より、徳風会吉相墓の図面が発行されます。
4.指定石材店
徳風会の指定石材店と契約し、指定石材店が吉相墓を製作。
5.建墓
ご家族揃って立会って下さい。
面会にご用意いただくもの
 家系図作成のための資料…戸籍謄本・除籍謄本を遡れるだけ・位牌の写し・過去帖の写し・お寺の過去帖の写し。お墓の写真、ご仏壇の写真。
 代々追加などの再面会…家系図・吉相墓の図面等、新しい仏が出た時は、その亡年月日の入った謄本。
 

徳風会指定

※德風会指定石材店 指定石材店以外では図面発行・寸法指示・ノミ打ち・建墓指導が出来ません。指定石材店をご利用下さい。
㈱亘徳       https://www.kohtoku1.com/
㈱倉元家石材商店  https://www.kuramotoya-sekizai.co.jp/
㈱宮口石材商店   https://www.miyaguchi.net/
※仏像・仏壇 柿本凰祥堂 http://www.kyoto-kakimoto.co.jp/
※仏壇 京都光仙堂 https://www.kousendou.jp/

徳風会吉相墓建立後

 「どうか皆さん、お墓に対する関心をたかめて下さい。墓の手入れの仕方はすぐ子孫、家庭にひびきます。生きている墓だからこそ墓は正直なのです。」二代目竹谷聰進 

解説 竹谷泰則社長

 初代聰進師は、「墓は生きている、石は生きている」と常に申していました。石にも生命があると言う事は、寿命がある。ゆえに普段の手入れ・お掃除など、怠っている石はその分寿命も短く、お墓の色つやも良くない。水分を含む姿も変わります。もしそうなってしまったら建て替えが必要です。

お墓参りは月に一回以上して下さい。お墓へお参りする事は、墓所を掃除することです。
石塔をきれいにする事が子孫の健康と関係あることが明らかです。また樹木や草木の成長と、病気や財産と関係する事も明らかです。石塔をきれいにするようにして下さい。
家系図とお墓の図面を紛失しない様に、大切に保管して下さい。代替わりの時は必ずご相談下さい。先祖に合わせて各自の家によって設計が違います。他で指導を受けますと、再度德風会吉相墓の認定を受ける時は建て直しとなります。
德風会では新興宗教のような、各家庭の先祖を供養する法要自体はいたしておりません。ご先祖様と子孫との繋がりがあるように、先祖が属していた宗教宗派にて供養の法要を行って下さい。個人の信教と先祖の祭祀とは別と考えて下さい。
吉相墓を新しい墓地に建てられて、古いお墓が別に残っている時は、一年以上経って吉相墓が根付いてから、古いお墓の整理になります。面会にてご相談下さい。整理した古いお墓の五輪塔や竿石は、必ず有縁無縁供養塔に合祀して下さい。

徳風会にご参加と徳風新聞の購読を

 徳風会は、吉相墓を建立された方や、会の行事に参加されておられる方、総てが会員であります。
 徳風会の主旨にご賛同下さる方は、どなたでもご参加頂け、徳風会の行事である地蔵尊影奉流や各地での浄行、講演会などに自由に参加出来ます。
 申し込みや入会金、資格、会則、宗派の制限などは一切ございません。
 この様に、徳風会へは各自ご自由に参加出来ますが、徳風会が皆様にお勧めしているのは、徳風会建立の有縁無縁慰霊塔の清洗浄行に参加して頂く事です。
 そして、この様な陰徳を積む事によって、ご先祖を正しく祀る吉相墓のご加護をより深いものとして行く功徳積みの行であり、浄行に参加されて先祖の祭りや、お墓の手入れを皆様と共に実体験して頂きます。
 徳風会の主旨にご賛同の方はぜひご参加下さい。そして徳風新聞をご購読下さい。

(株)徳風會・祭祀研究所

報恩感謝 陰徳浄行 徳風会吉相墓

㈱徳風會・祭祀研究所 代表取締役社長 竹谷泰則

お墓と仏壇は車の両輪です


仏壇位牌は墓の遙拜所、墓と仏壇の両輪揃って「家の根」

 「位牌と過去帳は両方そろえてこそ家庭永遠に伝える家系譜である」松崎整道 (先祖の祭祀P93)

 「外国で盛んに信仰されている宗教では家庭内に墓の遥拝所である祭所を造りません。また先祖を供養しない宗教があります。身体を父母より受けた私達は何かの方法で感謝するのは人道として当然だと考えます。」竹谷聰進 (先祖の祭祀P92)

 「お墓は先祖の”みたま”であり、位牌は遥拝所なのですから、二つはきっても切れない間柄であり、家の根となってその家の盛衰にかかわってくるのです」二代目竹谷聰進 (徳風S47.6)

徳風会吉相墓(竹谷式吉相墓)

 仏の相描かんと 百の福相うつくしく 自ら作るも 人をして 描かしむるも みなすでに 仏の道を成したり(法華経 方便品第二)

解説 竹谷泰則社長

 ご本尊にも相があります。徳風会指定の福相の本尊は福々しい顔・耳。手には吉相の線が。立像は足の親指を上げ、静から動に移り変わる時の相をしています。
 仏身には法身・報身・応身の三身(さんじん)があります。
 法身(ほっしん)とは、真理そのものとしての仏の本体。普遍なる真理そのものが仏の本質であり真理が身体という意味です。
 報身(ほうじん)とは、仏になるための因としての行を積み、その報いとしての完全な功徳を備えた仏身のことです。
 応身(おうじん)とは化身と同じ意味であり、仏が衆生を済度するため、様々(さまざま)な形態で出現する姿です。
 お釈迦様の生前の仏教には、まだ仏像はなかったそうです。仏像などを崇拝する行為を偶像崇拝と言います。
 仏像の相には意味があり、その形の意味が大切なのだと思います。
 仏は三十二相など相に特徴があります。
 そして、印相(いんぞう)と呼ばれる手の形には、それぞれの意味があります。

本尊

本尊の吉相

本尊は立像でも坐像でもよろしいが、貧弱な姿はいけません。全身均整のとれた写実的な姿の福福しい木像か画像に限ります。人間の福相はそのまま本尊の福相と相通じます。顔は下膨れ形で和やかに、身体は若く強く美しく、鼻は太く高く、色は古代色がよい。金物や石の仏像本尊(独身者多し)ヤモメ、後家。

頭上に宝冠を戴いているご本尊で、宝冠が真鍮でできていて釘で頭部に打ちつけたものはさけてください。宝冠が薄く浮き彫りになっている仏像をお祀り下さい。

仏像を安定するために、接着剤で背を光背に貼り付けたものがあります。これは人間に例えれば、背中を括り付けられて身動きの取れない状態と同じことです、このような本尊はお避け下さい。

本尊の一部に損傷が生じた場合…修理せずにいると損傷を生じた箇所と同じ箇所またはその近辺を負傷する者ができます。(墓の無い家庭)または、金銭に不足、または家運の悪い家庭になります。

徳風会指定


仏像・仏壇 柿本凰祥堂
柿本凰祥堂
 
仏壇 京都光仙堂
光仙堂

位牌の吉相

位牌と過去帳は両方備えて、子孫に先祖のことを伝えてください。

白木の位牌で常時祀っていると病弱者ができます。

向かって右に夫、向かって左に妻で、夫婦は一つの位牌で祀る。夫婦和合の子孫繁栄の形

古い弔い上げの先祖を繰出し位牌で祀ります。

親子位牌は親と子供が同格の形で良くない。家庭の祭祀は上下長幼の順を守る。

他家の先祖や死者を自己の先祖と同一の祭壇に祀ったり、他家の本尊と共に祭壇に祀ると…他人の生活を援助する家庭となる。または厄介人がある。または家庭が衰微し、子孫が金銭に不足する。または自己の仕事より他人の世話の好きな世帯主となります。(分家の初代が本家の親の位牌を自宅で祭ると結婚の遅れる人ができる、他家の位牌を祭ると厄介人ができる)

仏壇の吉相

瓔珞を掛け、金色の木製蓮花を左右に置くと、事業や家庭で困った時、後援者が出来ます。

本尊一体のみを祀ると、孤立の家庭となります。即ち世間から後援者の無い家庭。本尊の左右ににぎやかな飾り物、または脇侍を添飾するのもよろしい。

両脇は必ず掛軸にして下さい。木像にすると夫婦そろわず、または家庭で女性が強かったり後家が多い。

月命日やお盆には、お膳(御食事)をお供えするのがよい。(初代聰進著「家運長久の秘訣」の「盆の供物」を参考にして下さい)

仏壇
仏壇

生花は位牌が隠れないように高くしない。

電燈など電気を仏壇内で使わない。ロウソクの灯火

仏壇の扉の止金の破損は、身体に異常がでることがあります、すぐに直して下さい。

先祖のある家庭は先祖から伝わる宗教を替えないこと。替えると…一時家庭内に家運衰退が来ます。